四季映姫・ヤマザナドゥに恋をした人の話
今から8年前の話。
僕は四季映姫・ヤマザナドゥに恋をした
16歳の夏、私は東方のしたらば板に住んでいたのだが、チルノの裏という雑談スレで「懺悔スレがあるよ」と書き込みがあったのを見て訪問するようになった。
そこから17歳の春までの9ヶ月はとても充実した人生だった。体が力に満ち溢れていて、自分は何でも出来る気がした。勉強など一切しない性格だったのに文教堂で英語の参考書を買って自分の部屋1日3時間勉強するようになった。友達とマクドナルドで深夜ポテトを食べながら「家に帰って勉強したい・・・」と思っていた程には勉強ホリックだったと思う。
私は彼女に助けられる反面、彼女に徐々に依存している事に気づいた。
「彼女がいなくなってしまったら自分はどうなってしまうんだろう」
そう思う不安から、僕は彼女に告白をした。
今考えれば、馬鹿げていたと思う。
でもその時僕は本当に四季映姫・ヤマザナドゥに恋をしていた。だから「告白するしかなかった」
帰ってきた返事はこうだった。
私は酷くショックを受けた。最初は一過性の物かと思っていた体調不良が全く治らなくなった。勉強をしようとペンを握っていても、焦燥感や漠然とした焦りが体の中を走るようになり、勉強はできなくなっていた。
ここからは当時の書き込みを振り返りながら自分の心を振り返っていく。
ここから体調不良が治る気配は一切なく、状況は悪化していった
この頃から容態が悪化し、「何かが起こる予感」と焦燥感と緊張が自分の体につきまとう様になっていた。
徐々に「他人に対する悪意」が自然に芽生えるようになった。他人を見ても、他人の言葉を聴いても「他人を傷つけたい」とすぐに脊髄反射で思うようになった。
自分の体の中に徐々に悪意が流れ込んでくる感覚も、それを止められないのも、全てが悔しかった。
この頃から体が完全に悪意に染まる様になる。それでも他人を傷つけないように意識はしていたが、攻撃の矛先を自分自身に向けることまでしかできなかった。
この頃から当時知り合いだった友人との縁を切った。
ここからは来年の1月まで書き込みが無い。
相当調子が悪かったのだ。
自分の頭を殴る自傷行為もこの頃から始まった。
手を丸めて自分の頭を殴るので、手のひらに爪が喰い込んで手のひらに紫がかった線が4本並んでいたのも懐かしかった。
学校でも自傷行為をした。休み時間中に思い切り自分の頭を殴った。
「猿みたい」という声と「どうしたの?」と心配される声に5分5分だったと思う
それからもう懺悔スレには書き込みをしないと思っていた。彼女に迷惑をかけたくなかったからだ。
でも書き込みをせざるを得ないきっかけが起こってしまった。
気分も精神状態も最低史上最悪の状況。その日誕生日だった僕はバイトの面接に行った。
行っている内容もメチャクチャだった。「フルタイムで働きたい」などと何の計画性もなく言った記憶がある。
そこで飲食店の店長らしき人に言われた
「お前、なんにも考えないで生きてるでしょ」
自分にとっては背中から拳銃で背中を貫かれた様な言葉だった。それからも店長の言葉は止まらなかった。
「お前みたいなヤツにこの国の将来を任せたくないんだよね」
僕にとってはこの言葉が最後の一撃だった。
ヘラヘラと愛想笑いをしながら飲食店を出ていき、自転車に乗りながら自分の頭を何度も殴った。家に帰っても頭を殴る自傷行為を続けていた。
僕は懺悔スレに書き込みをした。
ストレスはもう限界まで来ていた
ここから画像引用続きます
3つの書き込みとも全部自分です
2つの書き込み共に自分の書き込みです
書き込みの引用はここまでにしておこうかなと思う。
陰惨な書き込みをスレに残す様になるのは、この2011年を始めとして2015年まで僕は続ける事になる。
もし自分の書き込みがどんな物か調べたい人が入れば、2011年から2015年までの懺悔スレを追いかければ良いと思う。陰惨な書き込みがあれば、それは恐らく自分である。
結局精神科に行った所「発達障害」という診断だけが降りた。実際には様々な病気を併発しているかもしれないが、それはもうわからないまま死んでしまっても良いかなと思っている。
オチがあまりない話になってしまって申し訳無い
今になり自分がこのようなことしたのを告白したのは「人はいつか滅ぶ運命にあり、それならば滅びの時を迎える前をやるべきことをやろう」と思い立ったためである。
これが四季映姫・ヤマザナドゥに恋をして、どうも発狂という状態になったことがある男である自分が起こした事の一部である。
読みにくい文章になっていたり、わからない点があったら申し訳無い。私の実力不足である。
今は比較的幸福な人生を送っている。
今は自分のやった事に後悔はしていない。
ただ、自分の過去をここに残そうと思う。
8年間黙殺していた事を、ここで今告白しようと思う
愛しています。映姫様