雑記

思ったことを書きます

発達障害のメルトダウン記録:1

今、猛烈に具合が悪い。

 

空が1秒後に墜落して地球が爆発する様な予感が永遠に続くような感覚が続いている。

 

いわゆるパラノイアってヤツで、発達障害の僕は些細なきっかけでこの状態になってしまう。

 

希死観念と不安と強迫観念と理由のない圧迫感的な苦しみと頭痛と緊張が止まらない。手の震えが止まらない。夏目漱石の「行人」の一郎系パラノイアです。

 

こういう風になった時、僕は芥川龍之介の「或阿呆の一生」を読む。

パラノイア状態でこの或阿呆の一生を読むと、芥川クンに乗り移れた気分になれるのだ。

 

或阿呆の一生の精神荒廃ぶりは著しく深刻で、辛い時に読むとより辛くなったりする。

 

世界のどこまでが本物で、どこまでが偽物なのかわからない。

どこまでが自分で、どこまでが自分だったのかわからなくなる。

 

こうやって痛みが体を這い回って居ると、「人間いつか死ぬんだ」というのが露骨にわかってしまって辛い。

 

文明や社会は「人はいつか死ぬ」という事を民衆に忘れさせるために様々な努力をする。

ニュースで「何人が死んだ」なんてニュースを見ながら、家族で痴話話をする家庭。

「人が死んだ」というニュースが流れて居るのに、泣き崩れもショックを受けず、心を鈍くして「自分はまだ死なない」というあるわけがない確信を持つことができるいわゆる「普通の人々」とやらは果たしてマトモと言えるのだろうか。

 

いくら文明や社会が幸福を語っても、人間がいつか死ぬ事が確定されきった装置である事に変わりはないというのを知覚したくなかったのに、この苦しみはその知覚に近づいてしまう。

 

今日はここまで、続きが書きたくなったら1時間後にでも書くかもしれない(こういう所の執念深さは、パラノイア系精神病の付き物だと思う)

 

オチなし御免